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結婚か、逃げるべきか


長い時間一緒に居たがるようになったら
 男は遊びで付き合っているのに、女の愛が深まってきたら、どんな女性でも一緒に居たがるようになるものです。それまでなら十時で帰るようにしていたが女性が、
 「十一時までいいの」
 といいはじめたら危険信号です。あるいは彼女の部屋から帰ろうとしたとき、
 「もう帰るの?」
 といいだしたら、同じように危険信号がともったと解釈すべきです。こんなとき鼻の下を伸ばしてうれしがっているようでは、別れたいと思ったときにはすでに手遅れです。
 「泊まっていっていいの」
 と言い出したときは手遅れと心得ましょう。そこまでになるには必ず小さなサインがあるもので、もしかするとあなた自身から発信している可能性もあります。たとえば、
 「もう少しゆっくりできないのか?」
 「もう一回したい」
 など、あなたの口から何気なく出た言葉を、彼女は真剣に受け止める場合もあるのです。”そう彼が言ってくれるのだから、私ともっと深く付き合いたいと思っているのだわ”と解釈して、一緒にいる時間を延ばそうとします。そんな後で男が別れようとするから、彼女の感情が爆発するのです。またたとえ男から求めた形でないにしても、ずるずると泊まりが増えていったら、彼女は彼女なりに”結婚してくれるのだから”と、肯定的にとらえるでしょう。ところが後で、セックスの回数を増やすだけの男の勝手であると知ったときは、屈辱感でトラブルが大きくなります。
 女性は最初は遊びのつもりでも、付き合う期間が長くなるにつれて、真剣になることもあるだけに、デート時間やデート回数の変化をしっかり心に留めておくことです。



二人のものを買いたがるとき
 たとえそれが、大きなものでも小さなものでも、ペアグッズを欲しがったら、二人の関係は一歩も二歩も進んだと考えるべきです。ペアルックで歩くわけではないから、どうということはない・・・・・そう思うのは男の勝手な解釈であって、女性は同じキーホルダーや同じメーカーの手帳を持っただけでも、二人は結ばれたと信じる生き物です。
 それだけにコンビニに入ってガムを二つ買い、一つをあなたに渡しただけでも、彼女の心境に変化が起こり始めたと注意を払いましょう。もちろんそれだけでどうということではありませんが、地下にマグマが蓄積された可能性もあり、それが次第に大きくなるようだったら危険でしょう。
 男たちの中には、彼女の部屋に歯ブラシから茶碗、灰皿などがそろったことを、吹聴する人がいますが、愚の骨頂です。ましてパジャマや枕が用意されたとなれば夫婦同然です。ある日行ったら
 「どう、あなたに似合うと思うの」
 といって部屋着を着せられたら、その部屋着はあなた以外に着る主が居ません。次の男に着せるわけにはいかないだけに、あなたが別れようと思っても、部屋着が追いかけてくるのです。考えただけでぞっとする話で、こうならないために遊びの中であれば、常にそれ以上一歩でも踏み込まないことです。


友達の結婚話をするようになった

 不思議なもので女性の心が結婚に傾くと、話題もそちらに向いていきます。それまでだったらタレントの話や食べ物、映画の話題が中心であったものが、友達の結婚話や、タレントの噂話でも「結婚」の二文字が出るようになったら要警戒です。
 彼女としては、それらの話題にかこつけて、自分の希望や願望を打ち明けているわけですから、そんな話題に対する男の反応を注意深く観察しています。
 「へえ、いいなア、その友達は、 やっぱり結婚ていうのはいいものなんだろうなア」
 などとあなたが答えたら、彼女は心の中でニンマリ笑っているかもしれません。それにはんして、
 「結婚なんか面倒くさいのにな。もっとゆっくりでいいんじゃないかな」
 と、何気なく言ったとすれば、彼女はまだ時期尚早とその話題をその後引っ込めるかもしれません。男にとって、付き合っている彼女が結婚話を口に出したときは、真に危険水域に入ったということであり、互いに遊びであることを確認していたとしても、別れる潮時かもしれないのです。
 また結婚の噂話を出さなくても、テレビの挙式シーンや夫婦者のドラマに真剣に見入るようであれば、結婚願望が出てきたと考えて間違いありません。まして赤ちゃんを見たとき
 「かわいいわア」
 と呟くようになったら、結婚願望は頂点に達していると見ていいでしょう。こんな女心をなるべく早く理解した方が無難です


エッチのときの態度が変わってきた

 それまでそんな言葉を一回も出したことのない女性が
 「疲れてる? 今日はやめておこうか?」
 などと男の体調を心配するようになると、明らかに心の中に変化が起こった証拠です。あるいはエッチのとき
 「愛してる?」
 と愛を強要してくる場合も同じです。それまでのエッチは快感を得られれば良かったものが、肉体だけでなく精神の満足も求めるように変わってきたということで、その証拠を欲しがるようになったのです。
 「よかった?」
 というときでも、それまでだったら
 「よかったでしょう、私って」
 と、あっけらかんという彼女が
 「ねえ、どこがよかった? 私のどこがいいの?」
 と証明材料を求めてくるのです。それに対し男がうるさがろうものなら、怒ったりすねたり・・・・・。それまでのエッチより複雑で面倒になったなと思ったときは、男の想像以上に、女性の結婚願望は進んでいます。
 単に楽しむだけのエッチ友達であれば、証明材料は不要です。なぜなら男の考えがどうであれ、自分さえ楽しめればいいわけですから、それを男の気持ちにまで踏み込んでくるというのは、自分が男にどう思われているか、どういう評価を受けているかを知りたいからであって、精神的に少し弱気になっています。
 この弱気が、彼女に少しでも出てきたら、男は慎重に考えないといけません。下手をすると逃げられなくなるからです。うぬぼれている場合ではありません。


お弁当、料理を作りたがるとき

 ドライブに行くことになったら、彼女がお弁当を作って持ってきた!あるいは彼女の部屋に行ったら手作りの料理が出てきた!
 このとき不思議なことに、男の頭の中ではチラッとこの女と結婚したシーンを思い浮かべるものです。特に家庭から離れている男にとっては、お弁当、料理は母の味であって、単なるエッチ友達とは思えません。おまけにその味が自分に合えばなおさらです。
 女性の間では、料理はまさに男を自分に引きつける餌だ、という感覚があります。「エッチには香水、結婚には手料理」という合い言葉があるほどで、このてりょうりを「うまい!」と食べてしまったらもう彼女にがんじがらめです。
 中にはみそ汁と漬け物という、どんな男でも心をくすぐられる、料理というより惣菜を用意する女性もいて、次第にその味がなくては一日も暮らせない、となっていく男もいることでしょう。むしろそうなったら結婚してもいいかもしれません。

 というのも、エッチの相性や性格の相性より、料理の味がぴったりというのが、結婚の最高の相性なのですから。他の点で少々不満があっても、毎日食べる味覚に満足できれば、男は大体我慢できるものです。
 それだけにいくら熱心に作ってくれても味が合わなければ、早めに切り上げましょう。まして和食好きの男に、フランス料理を食べさせようとするような彼女では、先が思いやられます。ズルズル付き合い続けていけば、最悪の状態に陥ってしまいます。


映画やビデオが結婚ものになってき

 「映画でも観ようか?」
 「ちょうど見たいものがあったの。行きましょうよ」
 「えっ? 何という映画?」
 こういう会話があって彼女の口から出てきた題名が、結婚と直結したものであれば、すでに彼女は”二人感覚”でいると解釈して差し支えありません。この”二人間隔”とは常に一緒にいたい彼に巡り会ったときに出てくる感情で、何によらず”二人分”で考えてしまうのです。
 ご飯を炊く場合でも二人分の分量を感覚的に覚えてしまい、一人間隔を失ってしまいます。こうなるとテレビを見るときでも、二人で一緒に見るにふさわしいものを考えたり、初詣もおみくじを一緒に引いて、ご託宣を見せ合うという風になっていきます。
 さらにこの”二人間隔”になると、一人でいるのが寂しくなり、いつでも一緒にいたくなります。こうなったら別れるのは非常に難しくなります。二人で一人のようなものですから、一人になるのが恐ろしく、別れ話がでようものなら、自殺する、あなたを殺すと、わめき出すかもしれません。

 しかし女がこうなるには、男にも責任があるはずで、何か彼女をそういう気にさせているはずです。そしてそこを突き止めないと今の女性だけでなく、次の女性、次の次の女性にも同じことが起こる可能性もあるので、男側の原因をしっかり考えておくこと。

 言葉、態度の中に「二人でいると楽しい」という思いが入っていて、それがいつの間にか彼女に伝わっているのです。実に簡単な例ですが、お寿司を買ってくるとき、彼女に一つだけなら何の問題も感情も起こらないのですが、寿司折りを二つ買ってきたとしましょう。この二つが彼女の心の中にさざ波を立てるのです。


なぜか涙もろくなってきた

 それまでは気の強い娘だと思っていたのに、いつの間にか優しくなったり、テレビを見て涙ぐんでいたり・・・・・。これは精神的に不安定になってきた証拠です。人間には喜怒哀楽の感情が誰にもありますが一定ではありません。不幸な身の上であれば、ちょっとしたことにでもうれしがったり、悲しく感じたりします。
 幸福な女性ほど明るく楽しい感情が強いことは当然ですが、年齢によっては大きな感情の起伏も出てきます。一般論でいえば、十代から二十代前半は、感情の起伏は小さいもので、一見涙を流しそうに思えますが、実際は違います。悲しみとか喜びは、人生経験が豊かになればなるほど強くなるもので、二十代前半では経験も乏しいので、涙もろくなることは普通ではそれほどないものです。
 それがいつの間にか涙もろくなったというのは、心の中の感情を制御しきれない不安定さが芽生えたに違いありません。つまり初めて恋の喜び、あるいはつらさを感じているのであって、あなたは間違いなく恋人と認められてしまったのです。
 それがまずいというのであれば、恋の感情が深化しないうちに逃げ出さざるを得ません。もちろん泣かれるでしょうが、それは一時のものであって心配はいらないでしょう。
 念のために付け加えると、男は女の涙を怖がりますが、涙は一定量しか出ません。目の下のふくらみを涙堂といい、ここが涙のたまる場所です。ここがぷっくり膨らんでいる女性ほど感情過多であり、最初からふくらみを全く持っていない女性は冷酷です。
 考えようによっては、涙をポロポロ流してなく女性の方が一過性であきらめも早いのです。反対に全く涙を流さない女性は冷酷で衝撃的な犯罪の危険性もあり、後でどうでるか分かりません。こういう女性の性質も知っておいて損はありません。


収入や貯金を気にするようになった

 二人が恋人だったら、
 「収入がいくらぐらいになったら、一緒になれるかしら?」
 という会話になりますが、恋人同士でない場合は、お互いの収入や貯金は関係ありません。とはいえ、
 「ステーキを食べたいけど、高すぎるわね?」
 と、男の収入を少し気にするようになってくると、心境に微妙な変化が生じてきています。
 「もったいないから、ハンバーグステーキにするわね」
 と”もったいない”という気持ちを持ち始めたら、財布の中身を気にするだけでなく、中身を少なくしないように気を遣っているのですから、明らかに結婚願望です。
 すでに一種の疑似夫婦を演出しているのであって、遊びの領域はとうに通り越してしまっています。さらに”もったいない”からを一歩進んで、
 「ステーキ食べたつもりで、貯金すべきよ」
 となったら、別々の財布が彼女の頭の中では、一つの財布に見えているのです。こうなったら男は最後です。中には、
 「貯金してる?」
 と訊く姉さんタイプの女性もいます。”金がとりもつ縁”ではありませんが、収入と貯金、あるいは税金や保険の話が女の口から出るようになったら、一緒に住むのも間近です。


体が合うという言葉が出たら

 「セックスって誰とでもこんなに体が合うものなの?」
 という質問が女性から出たら”あなたとはもう別れられないわ”という意味ですから、注意が必要です。女性としては何人かの経験を経て、おそらくそれまでで一番エッチのウマがあったのでしょう。このときアホな男は
 「おれがうまいからだよ」
 と、自分を誇るようにいいますが、それでは、自ら墓穴を掘っているようなものです。
 「そうよあなたが上手だから、私もメロメロ。絶対あなたから離れられないわ」
 と、抱きつかれるのがオチです。
 確かに”体が合う”という状態はあります。正面から抱き合ったとき、ぴったり吸い付くようになる二人は間違いなく体が合います。そんな男女だと、寝ていても片方が反対を向けば、もう片方の人もそちらを向き、ちょうど背中から抱くような姿勢となります。仮に二人が寝ていて、お尻とお尻が合うような姿勢になるカップルでは、絶対に体は合いません。
 もしあなたが寝返りを打って彼女にお尻を向けたとき、彼女があなたの背後に乳房を押しつけるように向いたら、彼女はあなたと体が会っていることを実感しているに違いありません。ズバリ言えば、別れるのは難しそうです。彼女も「別れてなるものか!」と思っているかもしれないのです。


ディズニーランドに行く仲になると

 東京ディズニーランドは、デートのメッカといわれているほど人気があります。ちょっと考えると、どんなカップルでも行きそうですが、そうとは言えません。なぜなら元来は子供が喜ぶ作りになっているからで、家族連れで溢れかえっています。
 そこにカップルで出かけていくということは、男からすると結構勇気がいります。なぜなら女性は家族連れを見ると、結婚願望が強まるからです。心理的にいえば、男は遊びを志向しながら、女は結婚を志向してしまうだけに、エッチを目的とするには不向きです。
 エッチ志向であれば、むしろ大観覧車のあるカップル型遊園地に行く方が効果的です。大観覧車自体がカプセルルームですから、それにはもってこいです。結婚を考えるような女性以外とは、ディズニーランドには行かない方がいいでしょう。もしどうしても行きたいのであれば夏の夜です。
 これならほとんど恋人同士ばかりですから、エッチのムードも高まります。心理学に「そうするとそうなる」という法則がありますが、家族連れのいる場所にいると、結婚を考えるようになる反面、カップルばかりの暗い場所に行くと、それまでエッチする気が全くなくても、彼女はその気になってしまうものなのです。

 こうした女性心理の動きを知っているだけで、女性を自在に扱えるだけに、ときに心理学の本を読むことも必要です。彼女を燃え上がらせたいのならば、常にそれにふさわしい場所や催し、イベントに連れて行くべきなのです。

 X−JAPANの公園に何十万人の男女が集まったり、K−1の試合に女性タレントが大勢集まるのも、彼らはその夜の興奮を引きずってホテルに繰り込みたいという、隠れた願望があるのです。もちろん女性たちにしても同様です。他人の一家の幸せな姿ばかり見られる場所は、損はあっても得はありません。


部屋の話は絶対タブー

 男は絶対女性に”部屋”の話をするべきでありません。女にとって部屋とは、家庭と同義語で、自分がその部屋の主役と錯覚してしまうからです。映画を見ていても、男より女性の方がはるかに深く感動しますし、筋立てや場面をよく記憶しています。
 それは男にとって、映画はあくまでフィクションであり、自分を主人公に同化させることはできません。ところが女性は映画の中のヒロインに同化し、ヒロインと一緒に自分も行動したり考えたりするのです。
 
 おもしろい例に、かつての『失楽園』のような激しい性愛シーンを見ると、ほとんどの女性は濡れてしまうだけでなく、極度の疲労感を持つ、といわれます。映画を見ながら、自分も主人公と一緒にセックスしたような気分になってしまうからです。

 たとえば映画で主人公の寝室が出てきたとすると、そこで寝るのは見ている女性自身であって、夢と現実が混合してしまうのでしょう。それだけ女性の頭脳はロマンチックな広がりを持っていると言えそうです。
 だから間違っても、マンションのモデルルームなどに入っていかないことです。たったそれだけで彼女は、その部屋の主人公になった気になるからです。
 反対にいえば、どういう部屋にいますんでいるかを男が話したとすれば、彼女は頭の中でめまぐるしく想像を働かせます。「私だったらテーブルは別のコーナーに置くわ、テレビもそこではなくて・・・・・」など、他人の部屋であっても、いつか自分がその部屋の主人公になる癖とも言うべき習性があるのです。

 





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