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女が「もう一度会いたい」と思う男


運命的な出会いだった
 一日のうちに二回合った、海外で偶然出会った、電車の中でばったり顔を合わせた、同じスキー場に来ていた・・・・・こういった偶然による出会いは、男でも心ときめくもので、女性ならいっそう運命的に考えることでしょう。
 私の友人も、予想もしなかった出会いを経験したといっています。あの大都会のニューヨークを朝散歩していたら、ビルの角を曲がったところで、危うく女性にぶつかりそうになったのですが、その人は、日本でよく会社に使いに来ていた他社のOLだったのです。
 こんなことが起ころうとは誰も思いませんし、確率的に何億分の1でしょう。こういった偶然を女性はいつも望んでいるのです。そこであなたがその偶然を演出すれば、彼女が期待している心にぴったり合うではありませんか。彼女の行動を先読みして、電車の中でばったりとか、街ですれ違うぐらいの演出を試みて下さい。


小さきものに優しかった
 女性がいくら優しい男が好きだ、といっても声が優しい、態度がおとなしい、といったタイプを望んでいるわけではありません。小さきものへの態度、心遣いに優しさがあるかどうかなのです。
 「畜生、あのガキ、俺の足踏んで行きやがった!」
 子供をガキと呼ぶような男に、本当の優しさがあるわけはありません。女性は将来出産したときの子供を、男が可愛がってくれるかどうか、意外に不安なのです。それだけに一緒に道を歩いているとき
 「可愛い子だなぁ」
 と、ちょっとほっぺたを指でつついたり、頭をなでるような男を絶対信頼します。小さな犬、猫への態度も同じで、要は小さきものへの愛情があるかどうかを知らん顔しながらも、チラッと見ているのです。こういった優しさを、普段から持ち合わせる姿勢が大切なのです。



自分の話をじっと聞いてくれた

 ”聞く”と”聴く”の差は大きいもので、男は少々いい加減ですが、女性は実によくこの差を見分けます。たとえば男三人に女一人の場合、誰が自分の話にじっくり耳を傾けてくれたかを、女性は正確に判断しています。もちろん全員が耳を傾けているのですが、中でも真剣に聴き入ってくれる男性に、彼女は心を奪われるのです。
 これは受け身の雌に備わった、自分を守るためのカンですが、特に人間の場合、男は女の発言となると、馬鹿にして半分ぐらいしか聞いていません。それだけに、真剣に聴き入ってくれる男がとてもうれしいのです。
 また女性はそれを男の間と感じる人が多く、その人に急速に傾斜していくタイプが少なくありません。
 「それで・・・・・」「へえ、それはおもしろい」「ウン、ウン・・・・・」など、相手の話を促す相槌を豊富に打つことで、彼女は喜んで話をしていくでしょう。わずかこれだけで、彼女はあなたを大勢の中から選ぶのです。


趣味や考えが一致した

 「飲み物は何にする?」
 「コーヒーがいいわ」
 「良かった、僕もコーヒー党なんだ」
 こういった出会いと
 「飲み物は何にする?」
 「コーヒーで結構です」
 「俺コーヒー苦手なんでビールにする」
 こんな男がいたとすれば、誰が考えても前者の方が会話が弾みそうです。女性がベストセラーの話をしたら、
 「俺漫画しか読んだことないんで」
 と男が応えたら、その出会いは完璧にぶちこわしです。高校野球が始まると、誰だって同県の高校を応援するもので、何かが一致していないと真剣になれません。
 特に男女関係は相性は事情に重要で、中でも飲食傾向の一致を女性は大切にします。なぜかというと、前にも説明したように、常に女性は、”この人と結婚したら?”という仮定を抱いているからです。そうだとしたら、味覚が合わなければその生活も楽しくなくなります。自分が作ったものをおいしく食べたもらえるかどうか、女性にとって、これは男が考える以上に気になるところです。
 そこで食の趣味を中心に、さまざまな嗜好調査を行い、相性の良さを確信したいのです。もちろん趣味と並んで、その考え方も重要です。自分がその男の考え方について行けるかどうか、政治家から始まって芸能人に至るまで、繰り返し反応を見極めようとするでしょう。
 それだけに男はなるべく
 「きみは?」
 と先に聞いて「僕も同じだ」と、同調する姿勢を示すとうまくいきます。先に意見を出してはなりません。


彼女の希望をしっかり覚えていた

 「ハイ、これがきみのほしがっていたもの」
 「わあ、うれしい、覚えていて下さったのね」
 前回合ったとき、何気なく欲しいと呟いた品物を、次に探し出して買ってきてくれた!これこそ女性が大喜びする行為であって、それが高価な品物でなくても、いっこうにかまいません。

 男は案外、女性の希望を具体化するのを面倒くさがったり、恥ずかしがったりするものです。特に化粧品やファッション小物になると、その売り場に立つのさえ嫌がる手合いも少なくありません。それだけに、女性はそういった困難を乗り越えて買ってきてくれた行為を、思わずキスでお返ししたい、というぐらい大喜びするものです。
 「ご褒美はほっぺにキスして」
 と、男から求めてもいいでしょう。女性もお返しのきっかけをほしがっていたところですから、そこで急速に燃え上がることだって大いにあり得るのです。

 「それ今度探してきてやるよ」
 と約束すると、その約束のために、彼女は少なくとも次回会わなければならなくなります。実に巧妙に次回を期待させるテクニックでもあるのです。


さわやかな接触だった

 「じゃ、またこの次」
 といって、男が彼女と握手して去っていったとします。この握手が短ければ短いほど、彼女は物足りなく思います。別に長くしてもらいたいわけではないが、短すぎるのもあっけないもので、チョッピリ落胆します。
 女性は接触動物で、男より皮膚感覚が敏感です。それも乾いた部分から湿った部分へと感覚が鈍くなり、最初は乾いた部分からの接触を望むのです。
 たとえば表に出ている箇所で湿った部分は、唇、目、耳の穴の三箇所です。仮に最初のデートでここにキスしたら、普通の女性なら嫌悪感を持つものです。ところが付き合いが深まると、こういった湿地帯、たとえば乳房、腋の下、大腿の内側、肛門、性器への接触を許すのであって、このルールを守る男を彼女は安心して迎え入れます。
 それだけに、最初は乾いた箇所への接触に留めておく必要があるのです。付き合いが深まれば、必ず彼女から我慢できなくなり、湿地帯の進入を許しますから、出だしはしつこくせず、さわやかをモットーに進めることです。


話の中に尊敬できるものがあった

 「神戸地震のときに、三日目にボランティアに行ったんだよ」
 「えっ、すごい。そんなことしていたんですか!」
 これは一例ですが、女性には自分が到底できない積極的な行為や考え方を持った男を尊敬する体質があります。これは守備型の地味な体質によるもので、だからプロ野球でも、どんなに守備がうまい選手であってもあまり人気はありません。それよりホームランや走って走って走りまくる攻撃型の選手に感動するのであって、あなたも彼女に走り回った経験をしゃべるべきなのです。
 まず彼女が尊敬する第一点は、「そこに行った」というものです。大事件があったなら「そこの現場に行ってみたんだ」と話すのです。それだけで彼女はびっくりすると同時に、尊敬の念を持つものです。一年間何百冊の本を読んだ、なんて話は全く尊敬の対象ではありません。そこをはき違えては、彼女に去られてしまいます。
 作り話でもいいから、この種の話をいくつか用意することです。あなたの回りに「なぜあいつが女にあれだけもてるのか?」と疑問に思う男がいませんか?彼はこの種のフィクションを大量に持っている男なのです。


母性本能をくすぐられてしまった

 女性は男に甘えたいだけでなく、甘えられたいという部分もあるのです。これは誰にでも備わっているもので、一種の母性本能でしょう。ただし、甘え方によって嫌がる女性もいるので、彼女が男っぽいか女らしさを持っているか、最初に見抜くことが必要です。
 「きみが作った○○が食べたい」
 と、食べ物を求めます。不思議なもので、こういわれると、女性はそれほど親しくない男にでも、お弁当を作ってきたり、ケーキを焼いたり、びっくりするほど親切にしてくれるものです。ここまで来れば、後は彼女の手料理を食べるだけですから、口説けたも同然で、いかに早い時期に、彼女の母性本能をくすぐるかなのです。
 そしてまた女性は、何かでお返ししたいと思っていますから、金銭と肉体関係以外のお返しならお安いものです。そしてそれが男を喜ばせるとしたら、大いに満足することでしょう。
「女は男に甘えてもらいたい」・・・・・この心理を巧みにつくことです。

陰があってステキだった

 明石家さんまがなぜ人気があるかというと、笑いだけにあるのではなく、みんなを笑わせる裏側の寂しさがあるのです。陰を笑いでごまかす姿勢、といってもいいでしょう。ここが重要なところで、大勢の中ではワイワイ騒ぎ、一人になったら寂しさを出す。・・・・・これができたら女は後から後から追いかけてくるでしょう。
 これは単なる暗さと違います。単なる暗さは陰鬱で、そんなネクラはお呼びではありません。
 たとえばみんなとワイワイ騒いで飲み過ぎた、そんな男が
 「悪いけど、お水が欲しい」
 と小さな声で頼んだら、頼まれた女性はホロリときてしまうでしょう。
 あるいはもう少しテクニックを弄すれば、
 「どちらの大学のご出身?」
 「どちらというほどではありません」
 という答え方。あるいは、
 「ウイスキーは何がお好き?」
 「お好きといわれても、銘柄を選べるような生活ではありませんでした」
 などと、若干謎の部分を残した話し方をするのです。これによって女性は興味を抱いてしまうのですが、そのコツは、「母親と一緒に生活していなかった」ように見せる点です。すると「可哀想」という感情と、自分がその母親代わりになって、翳りの部分を慰めてやりたいという感情が混じり合って、この男に近づきたいという欲望を持たせることができます。たまには鏡を見て、どうやったら自分の顔を翳りのあるように見せられるのかを、研究してみたらどうでしょうか



 





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