「最近、自分は敏感肌だと思っている人が多い」そうです。
あなたも「そうそう、私も敏感肌なの」とうなずいていませんか?ある統計によると、女性の6割もの人が自分は敏感肌だと思っているそうです。でもそのほとんどが単なる思いこみの「自称敏感肌」といわれています。
たとえば、季節の変わり目に肌がちょっと荒れてきて、今まで使っていた化粧品が合わなくなったり、乾燥肌なのに脂性肌用の化粧品を使ったために肌が荒れてしまったりといったことで自分は敏感肌だと判断していませんか?
敏感肌というのは、ある特定の物質に対して敏感な肌のこと。わかりやすくいうと、普通の人よりも少ない量のある決まった物質に過敏に反応する肌のことなのです。だからある日突然、化粧品が合わなくなって肌にトラブルが起こったからといって、すぐに敏感肌だと思いこむのは早計すぎます。
まず疑う恥分です。肌トラブルは環境の変化や不規則な生活、体調の変化によって起こることがあります。また、乾燥している季節は肌がドライになり、肌表面の角質層の保湿力が弱くなり、ほんのちょっとした刺激でも異常をきたしてしまうこともあります。もし、突然トラブルが起こったら自分の生活を見直して、肌に負担がないかをチェックしてみるといいでしょう。
次に、正しいスキンケアが出来ているかどうかを疑いましょう。洗顔するときにブラシでゴシゴシこするように洗っていたり、自分の肌に合っていない化粧品を使っていたりしていませんか?水分と油分をきちんと補っていますか?自分の肌に合わせたケアをしているかをもう一度見直すと、敏感肌だと思っていた人の半分ぐらいは「あぁ、私は大丈夫かも」となるのではないでしょうか。
間違ったお手入れで肌が荒れていることを敏感肌といっている人が多いようです。まず正しいお手入れを心がけること、肌荒れと敏感肌は別物と知って下さい。
また、化粧品にかぶれてしまって、何の原因も思い当たらないという場合は、現在使っている化粧品と、過去に使った化粧品を持参して、皮膚科に診察を受けに行くのが一丸です。バッチテストを行って、あなたの肌に合わないものを見つけ出してもらい、化粧品を購入するときにきちんと確認してから買うようにするとよいでしょう。 |