完璧に決まる大切なポイント 本文へジャンプ



でも私、地肌に自信がないからこそメイクにこだわるのよ。地肌が美しいくらいなら苦労はしないわ」
皆さん案外、地肌に自信が二のですね。でも大丈夫。正しいケアをしてあげれば、地肌は驚くほど美しく変わります。

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あなたは本当に敏感肌ですか

 「最近、自分は敏感肌だと思っている人が多い」そうです。
 あなたも「そうそう、私も敏感肌なの」とうなずいていませんか?ある統計によると、女性の6割もの人が自分は敏感肌だと思っているそうです。でもそのほとんどが単なる思いこみの「自称敏感肌」といわれています。
 たとえば、季節の変わり目に肌がちょっと荒れてきて、今まで使っていた化粧品が合わなくなったり、乾燥肌なのに脂性肌用の化粧品を使ったために肌が荒れてしまったりといったことで自分は敏感肌だと判断していませんか?

 敏感肌というのは、ある特定の物質に対して敏感な肌のこと。わかりやすくいうと、普通の人よりも少ない量のある決まった物質に過敏に反応する肌のことなのです。だからある日突然、化粧品が合わなくなって肌にトラブルが起こったからといって、すぐに敏感肌だと思いこむのは早計すぎます。
 まず疑う恥分です。肌トラブルは環境の変化や不規則な生活、体調の変化によって起こることがあります。また、乾燥している季節は肌がドライになり、肌表面の角質層の保湿力が弱くなり、ほんのちょっとした刺激でも異常をきたしてしまうこともあります。もし、突然トラブルが起こったら自分の生活を見直して、肌に負担がないかをチェックしてみるといいでしょう。

 次に、正しいスキンケアが出来ているかどうかを疑いましょう。洗顔するときにブラシでゴシゴシこするように洗っていたり、自分の肌に合っていない化粧品を使っていたりしていませんか?水分と油分をきちんと補っていますか?自分の肌に合わせたケアをしているかをもう一度見直すと、敏感肌だと思っていた人の半分ぐらいは「あぁ、私は大丈夫かも」となるのではないでしょうか。

 間違ったお手入れで肌が荒れていることを敏感肌といっている人が多いようです。まず正しいお手入れを心がけること、肌荒れと敏感肌は別物と知って下さい。
 また、化粧品にかぶれてしまって、何の原因も思い当たらないという場合は、現在使っている化粧品と、過去に使った化粧品を持参して、皮膚科に診察を受けに行くのが一丸です。バッチテストを行って、あなたの肌に合わないものを見つけ出してもらい、化粧品を購入するときにきちんと確認してから買うようにするとよいでしょう。

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あらためて時間をとらなくても出来る「ながらマッサージ」の方法

 あなたはメイクをするとき、指の動かし過多に気を配っていますか?指の動かしかた次第で、マッサージ効果も期待できます。
 毎日数分といっても、マッサージだけのために時間をとれるかというと、なかなか難しいもの。やらなくても肌が悪くなるわけではないけれど、やった方が肌のためにはいい。そうと分かっていても出来ないのがマッサージです。
 だからこそ、乳液やクリームを付けるときに簡単なマッサージをしたり、お風呂に入っているときに軽くマッサージしたりの「ながらマッサージ」がお勧めです。あらためて時間をとらなくても、ちょっと気を遣うだけで変わってくるのです。
 得に朝のマッサージは有意義なもの。化粧水で整えた肌に、指で軽くマッサージしながら乳液をつけると、眠っていた肌がキュッと起きあがってきたような感じになり、血色がよくなります。
 しかも、メイクをする前に今日の状態を自分の手で触って確かめられるというメリットもあります。夜は乳液をつけながら軽くマッサージをしつつ、顔にあるツボを押したりすれば、顔の筋肉の疲れがとれて、リラックス効果も期待できます。寝る前のお手入れとしては簡単で効果的なので、是非試してみて下さい。

 また、顔の筋肉は年を重ねると衰えてだんだんと下がってくる、つまりたるんできますが、下がってきた筋肉は、毎日のケアのときに上に上にと持ち上げるようにすると美容効果が出てきます。ほおは上方向にらせんを描きながらなど、指の動きを意識してマッサージしてみましょう。
 1日2回、ほんの数分とはいえ、1ヶ月なら60回、1年なら730回マッサージすることになります。そのたびに筋肉を上に上にと持ち上げている方と、何もしない方では確実に差が出ると思いませんか?
 マッサージは今の肌を気持ちよくするだけでなく、数年先の肌をよくしてくれる効果もあるのです。  

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クレンジングと洗顔では指のおく順番を変える

 あなたは化粧を落とすとき、顔を洗うとき、どんな順番で手を動かしていますか?「クレンジングも洗顔も一番広いほおから始めて、おでこ、あご、小さい鼻は最後に洗っている」という人がほとんどかもしれません。でも、ほお、おでこ、あご、鼻という順番を、クレンジングと洗顔でちょっと変えると肌にとってはより優しく、汚れを落とす効果も大きくなります。
 まずクレンジングは、従来通り、一番広いほおからクレンジング剤をなじませ、おでこやあご、最後に鼻をなじませます。クレンジングの場合は、顔の広い面にはたくさんファンデーションがついているので、クレンジング剤をもっとも必要としているほから始めれば、効率がよいといえます。
 また、アイメイクやリップメイクはあらかじめ専用リムーバーで落としておいた方がよいでしょう。
 一方洗顔は油っぽい鼻やおでこから始めて、乾燥しやすいほおは一番最後にさっとなでるように軽く洗えば充分です。洗顔の場合は、最も油っぽい部分に洗顔料を早くつけて、乾燥しやすいところは余力で洗うくらいの方が肌にとってはよいからです。
 泡立てた洗顔料をまず鼻から先につけるのはちょっと難しいのですが、意識してやってみましょう。

 ちょっとしたことですが、顔の汚れや乾燥によって洗顔料の量を調節できるこの順番でクレンジングと洗顔をすれば、肌がよりよい状態に。すぐに劇的な変化はあらわれませんが、続けることによって、ある日「あれ、最近肌の調子がいいな」と気づくはずです。
 また、顔を洗うときに、指を螺旋状に動かしますね。それはなぜかご存じですか?洗う順番に意味があるように、手の動きにも意味があります。顔の産毛は中心から外側に向かって生えています。らせんを描きながら指を動かすと産毛の下に隠れた毛穴を的確にキャッチしやすく、毛穴の汚れをしっかり落としてくれます。

 洗顔は毎日毎日のこと。何も考えずにやるよりも、効率がよくて美肌につながる方法を実行すれば肌は今よりもっとよくなります。

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奥の汚れまできちんと落とす「泡タテ」のコツ

 「顔を洗うことはスキンケアの基本」とは、耳にたこができるぐらい繰り返されてきた言葉です。ところが、基本中の基本のはずなのに、洗顔についてさまざまな誤解をしている方がまだまだ多いようです。
 化粧品会社などでは、基礎化粧品をどう使っているか、一般ユーザーに普段と同じ使い方をしてもらい、それをビデオに撮影するというモニター調査をよくしますが。
 ある時、その調査を担当した人が、「自己流の洗顔をしている人が本当に多いんですよ」と話していました。
 彼女曰く、「洗顔料をしっかり泡立てていない人が多い」「すすぎが充分でなく、泡がまだ残っている人がいる」「クレンジングオイルをマッサージに使っている人がいる」。あなたに思い当たる節はありませんか?
 クレンジングオイルやジェルを使ってメイクを落とし洗い流す。最近はさっぱり洗い流せるタイプも多く出回っており、メイクを落とした時点で洗い終えたような気になってしまう人もいます。でも、これで汚れは完全に落ちた!と思っているようなら、あなたはまだまだ洗顔初心者です。
 クレンジングすれば、確かにメイクや皮脂など、肌表面の汚れは落ちますが、毛穴の奥に入り込んだ水性の汚れは残ったままです。だから、クレンジングの後には必ず石けんや洗顔料などで洗顔をして、毛穴の奥の汚れと肌に残ったクレンジング剤を落とさなければなりません。

 このときポイントとなるのが、石けんや洗顔料をしっかり泡立てているかどうかということ。手のひらの上で2〜3センチの高さになるまで泡立てないと、毛穴の奥まで泡が届かず、効果的にキレイにすることが出来ません。泡立てをきちんとしておかないと、すすいだときに肌に石けん分が残る原因にもつながります。
 100円ショップなどで売られている洗顔ネットを使えば、簡単に泡立てることが出来るので、是非試してみて下さい。
 
 クレンジングオイルでマッサージしてはいけないのは、いうまでもないこと。化粧品を目的以外に使うと、肌に悪影響を与える場合があります。クレンジングオイルは化粧を落とすために作られたものです。マッサージはマッサージ専用のものを使うようにしましょう。

 正しいクレンジングと洗顔のやり方を知って、その日の汚れはその日のうちに落とすこと。美肌は正しい汚れ落としから始まります。
(1)クレンジング剤や洗顔料の適量をきちんと守る
(2)泡立てるものは思い切り泡立てる
(3)クレンジングや洗顔料は肌にあまり長くつけておかない
(4)肌はこすらずに優しく洗う
(5)すすぎは100回ぐらいすると気持ちで充分すすぐ
 今まで、何となく洗顔とクレンジングをしていた人は、今日からこの5つを意識してやってみて下さい。

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ダブル洗顔をするほどよい人、してはいけない人

 ダブル洗顔は、油性の汚れと水性の汚れをきちんと落とす、という意味で正しいのは確かです。でも、誰にとってもいつも正しいかといえば、そうとも言えません。
 毎日度が過ぎた洗顔をしていると、かえってくすみにつながってしまうことがあります。洗いすぎてしまうとどんどん肌の表面がすれていってちびていき、ちょうど使いすぎのタイヤのように、表面がつるつるになってしまいます。
 一見キレイに見えるけど、肌の潤い成分や外敵から肌を守ってくれる膜のようなものが全部とれて表面が薄くなり、かえって、肌の下のくすみが出てきてしまうのです。
 ある北里大学の先生は「乾燥がひどい人は汚れなんか取らなくてもいい、とりあえず自分が本来持っている油分などを取り去らないことが大事」とおっしゃていました。
 汚れを取ることも大切だけど、ときには潤いをとらないことの方が、はるかに重要な場合があるのです。
 
 病気になって寝込んで、何日も顔を洗うことが出来ずにいると、だんだん脂肪のかたまりでぬらぬらしてくることがあります。やっと体が治って、クレンジングで顔を洗うと、ビックルするぐらいつるつる肌になった経験はありませんか?
 これは今までの「洗顔」と「化粧水」という「取り去ってばかり」と「与えてばかり」では改善されなかった肌が、自分の力で潤いを取り戻したということです。なるべく潤いを取り去らないようにして、ちょっとだけ栄養を与えてあげることで、改善されることがあります。

 ダブル洗顔は正しいけれど違う場合もある、ということが分かっていただけたでしょうか。正しいか正しくないかはその人の状態によって違います。
 では、自分が今どの状態にあるのか、判断するにはどうしたらいいのでしょうか?「自分の肌に聞いてみるしかない」ということです。
 「手当てする」という言葉からも分かるように、手の触感が語ってくれることはたくさんあると思います。日頃から、朝その日の肌に優しく触れてみる習慣をつけてみて下さい。自分の肌の状態に自分が気づいてあげることが大切なのです。

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「脂肪」の悪者扱いはほどほどに

 脂っぽい肌を女性はみんな嫌がります。夕方になって顔に油が浮き出ると、親の敵のように脂取りで脂をとっている人も多いでしょう。10台20台の若い頃には、脂分の補充なんて必要ないとずっと思っていました。化粧水さえ使っていれば潤いは保たれるし、肌もさっぱりして気持ちがいいと。
 でも、化粧水だけでは本当の潤いは得られません。肌の角質層に水分を保持する力を決めるのは、実は皮脂です。水分は欲しいから化粧水は使うけれど、油脂がいやだから乳液は使わないという人がいますが、それは大きな間違いです。
 基礎化粧品の中で、乳液はちょっと地味な存在ですが、実は偉大な力を持っています。潤いを肌に閉じこめて、肌をしなやかにしてくれるのだから、化粧水だけでは補いきれない肌の潤いは、脂分を含んだ乳液が助けてくれるのです。
 とくに25歳を過ぎると、自分の肌から脂がでにくくなるので、若い頃のように根っこから脂を嫌って皮脂をすべて取り去ってしまったり、オイリースキンだから脂分はいらないと補給しないでいたりすると、肌のバランスが崩れてしまいます。
 「オイリースキンで困っている」というわりに、ほおや口の周りはカサカサしているという人は、水分と脂分のバランスが崩れて、ムダな脂が出ている状態です。きっちり脂分を補ってやることで、Tゾーンのベタベタがなくなることもあります。

 「オイリースキンだから、洗顔の後にいろいろつけると脂っぽくなる気がして何もつけない。それなのに朝起きてみると肌がべたついていて不思議」という脂性肌さんと「ドライスキンだから洗顔後は何もつけずに、クリームだけをたっぷりと塗っています。でも乾燥がなかなかよくならない」という乾燥肌さん。どちらも困りものです。

 洗顔は汚れを落とすスキンケアの基本ですが、汚れと同時に水分と脂分のバランスをとっていた分泌物をすべて取り去ってしまいます。このバランスが崩れた肌の状態は、とっても無防備。だからこそ、肌は必死になってバランスをとろうとします。
 オイリースキンだからと何もつけずに寝たら、肌はこのままではいけないと、一生懸命脂を出します。オイリースキンの人に、何もしない状態とお手入れをした状態で寝てもらう実験がありましたが、数時間後に特殊カメラで見てみると、何もしなかった人の方がTゾーンのてかりがひどかったという報告もあります。
 反対に、ドライスキンの人がクリームをたくさん重ねるだけでは水分が足りないまま、脂が出ることに、決してバランスがよいとは言えません。

 乾燥は紫外線と並んで、肌が衰える大きな原因の一つ。水分と脂分をバランスよく補給して潤いを保たなければ、10年後20年後の肌が大きく影響されます。
 赤ちゃんのほっぺたのように、しっとりとみずみずしくプルプルなお肌。「もう一度赤ちゃんの頃の肌に戻れたら」と願う女性は多いと思います。あのプルプル感は、肌の一番外側にある角質層の中の水分を脂が保持してくれているからこそ、水分と脂分のバランスをとる、これがみずみずしい肌への第一歩でなのです。

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紫外線対策はオールシーズン休みなしで

 紫外線は、いろいろな形で肌の悪さをします。肌に弾力やハリを持たせるコラーゲンなどを壊してしまったり、肌の中のメラニンの色をより濃くしてしまったり、それが、シミ、しわ、たるみといった老化を引き起こす原因となります。

 紫外線がいかに肌に悪影響を及ぼすかは、普段、ほとんど日光に当たらない胸や二の腕の内側を見ていただければ分かると思います。化粧水や美容液をつけているわけでもないのに、まるで赤ちゃんの肌のようにピチピチしていませんか?日光に当たっていない肌は紫外線から守られているからこそ、赤ちゃんのときの状態をキープできるのです。
 そう、紫外線から肌を守る方法は実は簡単なのです。日光に当たらない配慮をすればいいのです。帽子をかぶるとか、なるべく日陰を歩くようにするとか、ちょっとした気遣いをするだけでずいぶん違ってきます。
 もちろん、全く日に当たらない生活は不可能なので、日焼け止めクリームを塗ってカバーする。毎日毎日では小さいことでも、10年後20年後の肌は明らかに変わってきます。

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SPFの数値 みんなここを間違っています

 紫外線が怖いからと毎日SPF値の高い日焼け止めが手放せないという人はいませんか?
 「SPFが高くないとなんだか効果が出ないような気がして。紫外線は肌をぼろぼろにするといろんな記事に書いてあるかあ不安で不安で・・・・・・その点、SPFが高い日焼け止めは確実に肌を守ってくれるような気がして安心できるんです」そんな声が聞こえてきそうです。そもそもSPFとはどういうものなのでしょうか?

 SPFはSun Protection Factor(サンケア指数)の略で、紫外線をどれだけ長く防止できるかを表す数値です。夏場、人は何も塗らない状態では15分で日焼けするといわれています。SPFの数値はこの15分を何倍にのばせるかを表しているのです。

 難しく考えることはありません。SPFが1ならば15分×1で15分間、10ならば15分×10で150分間つまり2時間半、日焼けから守ってくれると考えて下さい。
 たとえばディスクワーク中心の仕事で、仕事の行き帰りの通勤と会社のお使いのときしか外へ出ウニ、合計して2時間日に当たっているかどうか、という生活を送っているのなら、SPFは10(つまり150分日焼けを防止してくれる)あれば充分でしょう。子供と遊んだり、買い物に出かけたりして、外に出る時間が長い主婦ならSPF20前後がベストなセレクトです。

 日焼け止めはライフスタイルにあったものを使うのが一番です。むやみにSPF値が高い日焼け止めを塗るのではなく、自分が毎日どのくらい外に出るかを考えて、それに合うSPF値を選びます。
 もうひとつ、SPFにまつわる勘違いしやすいところは、SPf効果のある化粧品は重ねるほど足し算式に数値がアップする、そんな風に思っている人はいませんか?つまり、日焼け止めと下地とファンデーション、それぞれのSPFが20ですべてを重ねづけすれば、60まではいかなくてもそれに近い数値になると思っている人は多いようです。
 でも残念ながらこれは誤りです。そんな簡単に1+1=2の図式にはなりません。なぜなら、肌の上にのせられる量には限界があるからです。日焼け止め、下地、ファンデーションと二十、三十に重ねて化粧膜を作っても、それぞれが必ず混ざり合ってしまいます。多少は厚くなったとしても、足し算にはならないのです。
 それぞれのSPF10の下地とファンデーションを重ねても、SPFは20ではなく10より多少上がるくらい、SPF10の下地と20のファンデーションを重ねれば、SPF値の高い方、つまり20ぐらいの効果になるだけです。

 今まで足し算の法則で日焼け止めを選んでいた人は要注意です。SPFを重ねることで、自分のライフスタイルに合わせたつもりが、少しずつ紫外線の攻撃を受けていたということがよくあります。日焼け止めと下地とファンデーションの相乗効果で紫外線を防止するのではなく、きっちり生活に合わせたSPF値のものを選んだ方が効果は大きいのです。

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日焼け止め化粧品の何を見て決めたらいいか

 日焼け止めクリームは何となく肌に悪いというイメージがかつてはありました。でもイメージだけで、本当に肌に悪影響があるかどうか分かっている人は少ないのではないでしょうか。オゾン層の破壊が進み、紫外線が年々強くなっている今だからこそ日焼け止めクリームについて正しく知ることは大切なこと思います。

 日焼け止めには、紫外線を別のものに変えて肌に入り込まないようにする吸収剤と、反射させて防止する散乱剤の二つがあります。10年以上前のもとですが、吸収剤が原因となってかぶれが起きる人が続出したこともあって、肌に悪影響があるというイメージが出来たようです。
 でも今はかぶれの原因となた物質は使われていませんし、化粧品メーカーが定めたSPF値の上限である50くらいまでなら問題はありません。SPF値が高い日焼け止めは低いものより肌にしっかりとした膜を張るため、ゴワゴワして違和感が出やすくなるけれど、肌に対する悪影響はありません。違和感があるからSPF値が高い日焼け止めは肌に悪い、と考えるのは少々早合点のようです。
 どうしても気になるなら、赤ちゃんや肌の弱い人向けの、ノンケミカル商品と呼ばれる、散乱剤のみの日焼け止めもあります。

 肌が弱いなと思っている人は、試供品を二の腕の内側などに塗ってみて違和感がないかどうか確認すればいいでしょう。日焼け止めにかかわらず、試供品でまず試してみるのはお勧めです。どんなにいい化粧品でも、人の肌が十人十色である以上、あなたに絶対合うとは言い切れないのですから。 

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化粧品の高い・安いは品質に比例する?

 一頃、シャンプーとリンスの両方の効果を備えたリンスインシャンプーが流行ったことがあります。最近では、メイクなど油性の汚れと、ほこりなど水性の汚れをいっぺんに取ってくれるという洗顔剤が出てきています。
 このような二つの効能が一緒になった、いわばいいとこ取りの化粧品はあまり信用していません。いろんな効能が少しずつ入っているものは、案外役に立たないと思っています。
 こういうものを使っていても肌や髪の毛にない問題ないという人はいいのですが、ちょっと調子が悪い、もっと調子をよくしたい、とまじめに考えている方は、それぞれ一つの効能に対して一つの化粧品を使った方がいいでしょう。 
 たとえば化粧水。化粧水には肌に潤いを与える役割と、引き締める役割がありますが、最近は併用タイプが増えてきています。でも、洗顔後に水分を与えたいなら潤いタイプがいいし、毛穴パックやむだ毛そりの後に肌を引き締めたいなら、収れんタイプがよいのは当然です。本当は2種類持っていた方がいいのです。

 いいとこ取りとは別の意味で、最近は高性能なハイテク化粧品が次々に出てきています。肌の調子を見違えるくらいよくしてくれることもあるハイテク化粧品ですが、使い方によっては栄養過多になってしまうこともあるようです。
 肌荒れで悩んでいた方が、シンプルな昔ながらの化粧品(たとえばヘチマコロンやウグイスの糞)などを使うことで、肌が改善されることもあります。
 高性能だからと高価な化粧品を使うよりも、結果的に安くてシンプルなものが、その人には効果があったのです。

 基礎化粧品を含めて、化粧品の性能はどんどん上がってきているのは事実です。でも、人の肌は大きく変わっていないのもまた真実。「シンプルイズベスト」なときもあると覚えておいて下さい。

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毛穴のパックはなぜ「1週間に1度」なのか

 毛穴に詰まったポツポツ、つまり汚れを根こそぎ掃除するにはやっぱり毛穴パックが効果的です。「でもやりすぎると毛穴がかえって開いてしまうっていうし、ただでさえ目立つ毛穴がこれ以上開くと困る」というあなた、実はやらないで汚れをためておくともっと毛穴が広がったり、黒ずんできたりするということをご存じですか?
 毛穴パックは、1週間に1回という回数を守り、パック後のお手入れをきちんとしていれば、毛穴が開いてしまうことはありません。何もしなくても一晩で毛穴は元に戻りますし、パック直後の毛穴が開いているときに、収れん化粧水などでパッティングして閉じてあげれば心配はいりません。

 そもそも、毛穴がポツポツ目立つのは「角栓」と呼ばれる汚れが毛穴に詰まるから、人間の肌の表面にある角質層は24層になっており、毎日1枚生まれて1枚剥がれ落ちます。この1枚ずつ剥がれ落ちた角質が毛穴のくぼみにたまり、くぼみの奥からでた脂や外からの汚れと一緒になって固まります。これが角栓で、毛穴パックで取った角栓をよく見てみると、小さながもちゃんと層になっていてるのが分かるはずです。

 新陳代謝が激しい若いときは、角栓もたまりやすいものです。毛穴パックをしても、1週間もすればまた毛穴に角栓がたまってきますから、週に1度はパックした方がよいのです。毛穴のケアをしないと、角栓が大きくなって毛穴をよけいに押し広げたり、汚れが酸化して黒ずんできたりします。ずっとお手入れをしていなかった人、今晩から早速始めてはいかがでしょうか。

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黒く詰まった毛穴を優しく元に戻す方法

 毛穴パックをしたからといって、毛穴が開いたままになってしまうことはありませんが、べりべりと剥がす瞬間はやはりヒヤッとするものです。だから毛穴パックがなんだか苦手、という人にとっておきの方法を紹介します。
 クレンジングオイルを使うのです。クレンジングオイルはメイクなど油性の汚れを落とすためのものですが、毛穴に詰まった皮脂にも効きます。45度ぐらいのお湯を洗面器にはって顔に湯気を当て、毛穴を開かせてから、クレンジングオイルをつけた指をクルクルと動かします。週に2〜3回、このお手入れをすると、パックをしなくても、ツルツルな状態を保つことが出来るのです。
 この方法は毛穴の奥にある角栓を溶かしてくれるので、毛穴パックを使っても角質がとれない人、毛穴が黒くブツブツになっている人にもお勧めです。1日2日ですぐに効果は現れませんが、1ヶ月くらい怠けずに続けていくと、ちょっとずつキレイになるでしょう。

 毛穴パックをするときも、黒ずんでしまっているときはまず角質除去のお手入れをしてからパックを。スクラブ入りの洗顔剤で優しく洗った後に、角質を柔らかくする美容液を使って鼻の表面を柔らかくし、それからパックするとキレイにとれます。

 毛穴が黒ずんでいると、ついファンデーションで隠そうとして厚塗りになって、かえってメイクが崩れやすくなることもあります。毛穴の皮脂や汚れはとにかくためないことが一番のお手入れ方法です。毎日の洗顔はもちろんですが、化粧水や乳液をきちんとつけて肌に余分な脂がたまらないよう心がけましょう。
 また、お風呂に入ったときに、ガーゼのようなものでときどきこすり洗いしてあげるのも効果的です。
 ただし、角栓の中の汚れや皮脂を全部取り除けばいいかといえば、そうとも言い切れません。毛穴の奥の方の潤いは肌にとって大切なものでもあります。肌は元々潤いを出す力があるから、根こそぎ脂をとると、いつもあるべきところに脂がないと肌が驚き、急ピッチで脂を作ってしまうことになります。
 だから、毛穴のケアをやりすぎるのも考え物です。脂すべてを憎んで、全部取り去ってしまうのは、洗顔のしすぎで肌がちびてしまうのと同じで、肌にとってよくない影響もあります。あまり神経質にならずに、やりすぎないケアを心がけましょう。

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表情一つでいやな「たるみ」が予防できる

 30歳を過ぎた頃から毛穴の開きが目立ち始め、いくら皮脂を押さえてもダメ、と悩んでいる方はたくさんいるかもしれません。
 あなたは、毛穴が開いてくる原因=過剰な皮脂とおもっていませんか?
 10代2,20代は確かに活発な皮脂の分泌が毛穴の黒ずみの主な原因です。でも30代に入って目立ってきた場合、原因は皮脂だけではありません。実は「たるみ」が深く関係しているのです。哀しいことですが、30歳を過ぎたらたるみは避けられません。誰もが重力に逆らえなくなってくる。同時に毛穴も楕円形に伸びて広がってきます。
 手で顔の肉をキュッと上に持ち上げると、毛穴があまり目立たなくなるでしょう。そんなときは、皮脂にどんなに気をつけても、パックなどのケアをしても毛穴の黒ずみを解消することは出来ません。それよりも肌に水分と脂分をたっぷり補給することです。肌に潤いを充分与えると、しゅっとしぼんでいた細胞が水を含み膨らんでいくようなイメージで、肌に張りがでて毛穴も目立たなくなります。
 また、たるみを進行させないためには毎日の表情も大切なポイントです。いつもニコニコ口角をあげて表情を豊かにしていれば、知らず知らずのうちに顔の筋肉を鍛えることが出来ます。反対に、不機嫌な顔やへの字口をいつもしていると、ほおの筋肉もゆるんでいるし光格も嵯峨って、ますますたるみが目立ってしまいます。

 30歳を過ぎて毛穴が目立ってきたら、まずはたるみを疑うこと。一に保湿、二に表情と心得て、毛穴とたるみを一石二鳥で改善しましょう。 

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