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社交における言葉遣い

 

1. 尊敬語に関する言葉遣い
2. 謙譲語(あげる)に関する言葉遣い
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3. より敬意を表す言葉遣い
誤解されている言葉遣い
意味や語感がよくない言葉遣い
対人関係で使い分ける言葉遣い
意味を取り違えている言葉遣い
まぎらわしい言葉遣い
より丁寧さを表す言葉遣い
適切さを欠く言葉遣い
さまざまな場面での転換や前置きの言葉遣い
4. 場に応じた言葉遣い
日常の挨拶としての言葉遣い
朝の挨拶
昼の挨拶
夜の挨拶
別れの挨拶
お礼とお詫びの挨拶言葉
お礼の言葉(心を込めて)
お詫びの挨拶(恐縮して)
年末・年始の挨拶
年末の挨拶
年賀の挨拶
ものを尋ねるときの言葉遣い
お祝いのための言葉遣い
出産祝いの挨拶
入学の挨拶
新築祝いの挨拶
節句(七五三など)の挨拶
病気見舞いのための言葉遣い
初めての場合
2回目以降の場合
お悔やみのための言葉遣い
褒めるときの言葉遣い
抽象的に褒めるよりも具体的に褒めること
くどくならないようにさらっと褒めること
相手の気づかない美点を探して褒めること
タイミングよく褒めること
間接的なほめ方もある
日常会話を楽しくする言葉遣い
話材を豊富にすること
共通の話題で話すこと
作法を守ること
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1.        尊敬語に関する言葉遣い

 

自分や身内の人の動作に使うべき、へりくだった謙譲表現を、相手の動作に対して使う人がいます。つまり、謙譲語を尊敬語と間違えて使っているというわけです。

 

例えば「北島部長(客)明朝お迎えに上がりますが、どこでお待ちしますか」と言う人がいます。これは部長が待つのですから、「お待ちになりますか」か「お待ちくださいますか」などになります。尊敬語と謙譲語が区別できないで混乱した言葉遣いをしている人は、予想以上に多いようです。そのような人には、最初、敬語の使い分けのできる人を注意深く観察し、それを学び取る見取り稽古、聞き取り稽古をお勧めします。また、言葉遣いの正しい人から自分の間違いを指摘してもらうようにすれば、だんだん敬語になれてくるものです。

次のような言葉遣いにはよく出合います。

???

 

1.     そちらのお客さんはなんと言いますか。

2.     どうぞ、たくさんいただいてください。(客に)

3.     さっき、会長の白井さんが申しましたように・・・。(同席の第三者に)

4.     長谷川さん、どっちにいたしますか(客に)

 

 

1.の場合

 

「なんと言いますか」は、丁寧さを欠く響きがあります。「なんと」を「どなたさま」か「どちらさま」にし、「言います」を「おっしゃいます」にあらためます。「そちらのお客様は、どなたさま(どちらさま)でいらっしゃいますか」のほうが丁寧に聞こえます。

 

2.の場合

 

この例は、お茶の時や会食をともにしたとき、自分がご馳走して、たくさん食べてもらいたいという気持ちを表現する言葉遣いのようです。「いただく」は、自分が「食べる」「もらう」時の謙譲語です。飲食物をすすめるときには相手が食べるのですから、「どうぞ、たくさん召し上がってください」と言うべきでしょう。

 

3.の場合

 

「申す」は「言う」の謙譲語ですから、この場合には、尊敬語の「おっしゃる」にしなければなりません。「先ほど、会長の白井さんがおっしゃいましたように・・・」となります。

 

4.の場合

 

「いたす」は「する」の謙譲語です。お客に対しては、「なさる」にしなければなりません。「どっち」も「どちら」にすべきです。「長谷川さんは、どちらになさいますか」になります。

 

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2.謙譲語(あげる)に関する言葉遣い

 

ここでは、謙譲語でよく問題になる「あげる」に関する言葉遣いを考えてみたいと思います。「あげる」は「やる」の謙譲語ですが、身内の者に動作が及ぶような場合、あるいは、動物や草花などにかかる場合に謙譲語を使うのは誤った使い方だと主張する人がいます。

 

「犬にエサをあげる」「チューリップに水をあげる」「子猫にミルクをあげる」は謙譲語の誤った使い方だという考え方です。最近では「やる」が「殺る」などと同じ響きがあるので品がないと考えられています。本来は誤用ですが、上品な言い方として美化語化したり、丁寧語として「あげる」が多く使われるようになりました。

???

 

1.     子供にお小遣いを上げたら、すぐ使ってしまって。

2.     母(自分の母親のこと)に見せてあげてください。

3.     お猿さんにエサをあげてはいけません。

4.     今朝、朝顔に水をあげるのを忘れてきました。

 

 

1.の場合

 

「あげた」は、子供に謙譲語を使っていますので、普通の「やる」でいいわけです。最近では「あげる」が丁寧語や美化語として定着しているとの考え方もありますが、「子供にお小遣いをやったら、すぐに使ってしまって」としたほうがよいのではないでしょうか。

 

2の場合

 

相手の動作が身内の者に及ぶ場合の代表的な言葉遣いです。「母に見せてやってください」でいいわけです。

 

3の場合

 

動物園などで、子供を対象に、このような表現をしたのでしょうが、「いけません」と禁止的表現の場合は、特に「あげる」の用法がアンバランスになっているようです。「猿にエサをやってはいけません」にするか「猿にはエサをやらないようにお願いします」という呼びかける表現にしたほうがソフトでなじみやすいでしょう。

 

4.の場合

 

本来でしたら、「あげる」が目上の者への謙譲表現だから間違っている、と言う人がいます。「あげる」を丁寧語や美化語とみて、このような表現でもよいと言う人もいます。言葉は絶対でありませんので、慣習に従ったらよいでしょう。私は「朝顔に水をやるのを忘れてきました」という言葉遣いにしたほうが、よいと考えています。というのは、普段から言葉遣いになれ、正しく使い分ける力をつける上で必要だと考えているからです。

 

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3.より敬意を表す言葉遣い

 

多くの場合、一般的な尺度に当てはめてみるとどこかおかしいという言葉や、間違っている言葉を多く取り上げてきました。勘違いしていることもあります。

 

1.誤解されている言葉遣い

 

この項で取り上げる言葉も、正しいと思い込んで使っているものや誤解している言葉の代表的なものです。このような言葉が案外多く、無神経に使われています。話している方も、聴いている方もあまり気にしないで聞き過ごす場合もあります。

???

 

1.     私は尊敬するただ先生の生きざまを学びたいと思っております。

2.     川崎さん、お大事になさい。(病院で患者さんに)

3.     これで失敬いたします。

 

 

1.の場合

 

「ざま」という言葉は、これまで「普段から注意しているのに、また、このざまだ」「あのざまを見ろよ」「これはまた、なんというざまだ」のようなマイナスの面に使われてきました。つまり、「ざま」は本来、「様」のことで「様子」「姿」「ありさま」などを示す言葉だったのですが、あざけったり、茶化して使う言葉になってしまったものだと言われています。

 

「あいつの死に様は一体何なんだ」などといいますが、この場合、いい死に方だとは言えません。「生き様」も自分を卑下して言うのなら許されるかもしれませんが、他人の生き方、ましてや尊敬する先生の生き方にまで使う言葉としては不向きです。「先生の生き方を学びたい」にしたらどうですか。

 

2.場合

 

「なさい」は命令形の敬語です。「およしなさい」「お帰りなさい」など、下位の人に使うのならまだしも、病院などで、大事な患者に対して使うのは避けるべきです。この言葉遣いは、中小病院、医院などで驚くほど多く耳にします。教育の不徹底のせいか、人手不足のために甘やかしているのかもしれません。「なさい」をとって「どうぞ、お大事になさってください」にしたほうがよいでしょう。

 

3.の場合

 

失敬はちょっとした非礼に対して詫びる言葉です。「失礼」のほうが感じがよいといわれています。「今日は、これで失礼します」となります。

 

2.意味や語感がよくない言葉遣い

 

一つの言葉はいくつかの意味を持っています。いわゆる一語多義性があります。そのためか、聴いた人が話し手の話している意味内容とは違った意味にとることがあります。また、言葉の響きから、あまり好まれない傾向の言葉もあります。時には、慣習的に使われている「慣習語」を誤解して使っている場合もあります。

 

このような言葉も前後の文脈で共通の意味にとってもらえることもありますが、十分気をつけないと誤解されたり、品位を問われることになります。

???

 

1.     大川さん(お客様)はテニスをおやりになりますか。

2.     君は地上げ屋をやっているのか、口先三寸で儲かってしょうがないだろうね。

3.     やっぱり、私の言った通りになったでしょう。

 

 

これらの言葉遣いをよくすると、次のようになります。

 

 

 

1.の場合

 

「やる」は、他人に対して行うことの意味を持っている言葉ですから、「お」をつけても尊敬語にならないという考え方があります。また、「やる」が「あいつをやる」など、殺すの意味もあるので抵抗があるのは先に述べた通りです。ここでは「する」の意味ですから「大川さんはテニスをなさいますか」のほうが耳に逆らわないでよいでしょう。

 

2.の場合

 

口先は口の端を意味します。あるいは「口先だけ」という場合は、その実態と違うことを言います。ですから、口先だけと2寸(1寸=3.3センチメートル)とは関係がありません。

 

「ウソ」を言う意味なら「舌先三寸」と言うべきです。「君は舌先三寸で儲かってしょうがないだろう」などと、気の置けない仲間に冷やかしていっているわけですから、あらたまった場では禁句と言うことになりましょう。

 

3.の場合

 

「・・・じゃん」などのように「やっぱ」や「やっぱし」は抵抗のある言葉遣いです。「やはり」のほうが少し上品に聞こえます。「やっぱり」もありますが「やはり」がベターと考えたいです。例示の言葉は「やはり、私の言った通りになったでしょう」となります。

しかし、このような副詞を頻繁に使うと、話しの品位を落とすことがありますので注意を要します。


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3.対人関係で使い分ける言葉遣い

 

日本語は相対的敬語といわれています。話し手、聞き手、話中の人が、どのような関係にあるかによって変わってきます。この三者の関係(対人関係、状況関係、社会関係、能力関係、優劣関係など)によって微妙に変わるのを、即題で解決しなければならないところに難しさがあります。

 

次の言葉遣いでも、関係によって使い分けが必要です。

???

 

1.     西村さんのことは、かねがね兄にうかがっています。

2.     あの人は和田次郎というんだよ。

3.     気を使っていただいて、申し訳ありません。

 

 

1.の場合

 

第三者から西村さんのことを聞いているという意味なら、これでよいのですが、自分の兄に聞いているということです。そうなると「うかがって」という謙譲語を身内の者に使っていることになります。このままですと、「西村さんのことは、かねがね兄に聞いております」あるいは、「西村さんのことは、かねがね兄から聞いていまして、よく存じ上げております」のようになります。

 

2.の場合

 

この言葉遣いは、どのような関係の中で話されているか、おわかりになりますか。

話し手(A)、聴き手(B)、和田さん(C)としますと、3つの答えが出てきます。

話し手(A)が一番上位ということははっきりしていますが、その下は(1)ABC、(2)ACB、(3)ABAC、つまりBCは同じランクかもしれません。いずれにしてもACより上位です。これをCABのようにしたらどうですか。CAより上になりましたので、Cにかかる言葉は当然変わります。「あの方は和田次郎さんとおっしゃるのだよ」となります。

 

次に、CBAという上下関係になりますと、ABが逆転しましたので、当然Bにかかる言葉が変わります。「あの方が和田次郎さんとおっしゃいます」と「ます」の丁寧語にするか「あの方は和田次郎さんとおっしゃる方ですよ」などになります。

 

3.の場合

 

上位の人に食事をご馳走になったとき、「気を使っていただいて」といったのではあまり感謝の気持ちが感じられません。「お心遣いを(お気を使って)いただきまして」がよいとされています。

 

4.意味を取り違えている言葉遣い

 

意味を取り違えているとか、間違った言葉を使いながら平気な人がいます。日常生活では、あまり窮屈に考える必要はないという人もいますが、できるだけ、世間一般の尺度に合わせ、相手に通用する言葉遣いに改めるほうが、いざというときに素早く切り替えることができます。

???

 

1.     とんでもございません。

2.     A高校は野球部を創設して5年ぶりに優勝しました。

3.     送り主:「私の田舎のポンカンをお送りいたしました。皆さんでご賞味ください。

受けた人:「お送りいただいた名物のポンカン、みんなでご賞味しました。

 

 

3.は書き言葉ですが、どこか間違っていると思いませんか。

 

1.の場合

 

「とんでもございません」とか「とんでもありません」と言う人がたいへん多いようです。これを正しい言葉遣いだと思い込んでいる人もいます。

「とんでもない」の語幹は「とんでもな」であって、「とんでも」で切ってはいけないものです。もともと否定の言葉で、「かたじけない」「せわしない」「やるせない」「おぼつかない」「もったいない」などと同種の言葉です。「とんでも」「ある」とか「ない」というのではありません。

 

「とんでもないことでございます」か「とんでもないです」とするのが一般的です。内容によっては、「決してそんなことはございません」などと言い換えることもできます。

 

2.の場合

 

「ぶり」は「生活ぶり」などのように、「・・・のようす」という意味がありますが、この例では「久しぶり」とか「5年ぶり」のように、ある期間(時間)をおいて同じことが起こったのを意味します。こんな話をしている人がいましたが、前に優勝したわけではないので、「A校は野球部を創設して5年目に優勝しました」にすべきです。

 

3.の場合

 

これは書き言葉の場合、問題になる語です。「賞味」は美味しいと褒めながら味わうことですから、自分が送るときには使いません。もらったほうが使う文字です。「笑味」は、食べ物を送るときに、粗品ですが笑って召し上がってください、という謙遜の意味に用いる語です。贈る側と贈られる側とは大違いです。使い分けが必要です。贈る方は「ご笑味ください」で、もらった方は「ご賞味させていただきました」になります。この例は逆です。


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5.まぎらわしい言葉遣い

 

前にも取り上げましたが、若者はいろいろな場で「すみません」を連発します。謝るときなら「すみません」でいいでしょうが、感謝するときやお礼を述べるときまで「すみません」はいただけません。すべてこの一言で間に合わせている人が多いようですが、不安定です。

 

表現の豊かさは、語彙(ごい)の豊かさでもあります。その時の状況に応じて使い分けられるだけの豊富な言葉を多く持つ必要があります。

 

次のような言葉遣いは、ほかの言葉遣いにも同じことが言えそうです。誤った用法をたいして気にも止めないで使っているのは、軽率のそしりを免れません。私たちは次のような言葉をよく耳にします。

???

 

1.     わざわざどうもすみません。

2.     私は存じませんけど。

3.     おまえのお陰で契約が駄目になったんだぞ。

 

 

1.の場合

 

この時の対話は、恐縮している場面でなされているようですので、そのまま「わざわざどうも恐れ入ります」にするか「わざわざ、どうも恐縮でございます」などのほうがピッタリします。

 

「すみませんが」と言う場合は、「まこと(ほんとう)に恐れ入りますが」となったり、「ご面倒をおかけしますが」「お手数をおかけしますが」となります。謝るときは「申し訳ございません」「相すみません」「失礼いたしました」と、その時の状況によって、ピッタリ合った言葉遣いをしなければなりません。

 

2.の場合

 

これはいかにも突っ張っているような語感になります。「存ずる」+「ます」の形ですから、「私は存じておりませんが」とすべきところです。

 

3.の場合

 

一般的に「おかげ」は、ある原因や理由によってよい結果がもたらされた場合に使う言葉です。この場合、駄目になった、つまり悪い結果になったのですから、「せい」にすべきです。「おまえのせいで、契約が駄目になったんだぞ」となります。

 

「今年は夏の雨が少なく、旱魃(かんばつ)のせいで、穀物の値段が上がりました」「台風のお陰で野菜類が高くなりました」などと言うこともありますが、「台風のせいで野菜類が高くなりました」としたほうが文意に合います。

 

6.より丁寧さを表す言葉遣い

 

言葉は一語多語性といいまして、同じものを表すのでも、一つだけでなく、多くの表現法があります。その同じ意味を表す言葉でも、敬体に差があります。相手やその時の状況によって適切な言葉を選ばなければなりません。

次のような日常的な言葉でも、相手や状況によって敬体の強い言葉に差し替えた方がよい場合があります。

???

 

1.     きのう、新鮮なミカンをたくさんいただきました。ありがとうございました。(たいへん恐縮して)

2.     やっと間に合いました。たいへんお待たせいたしました。

3.     この本は東京の書店で買ったものです。

4.     皆さん、ごはんの時間になりました。

5.     ほめてもらってすみません。

6.     お招きいただいてたいへんうれしいです。

 

 

1.の場合

 

「昨日」よりもあらたまった言葉である「昨日」にします。「いただく」も「もらう」の謙譲語ですが、少しあらたまった感じの「頂戴する」にします。「昨日は新鮮なミカンをたくさん頂戴しまして、ほんとうにありがとうございました」にしたら、より丁寧さが出てくるでしょう。

 

2.の場合

 

「やっと」は何らかの制約や困難なことがあったために、成立しにくかった行為や状態が、どうにか成り立つさまを表す言葉です。かろうじてを意味する「ようやく」に言い換えて「ようやく間に合いました」とすると上品に聞こえます。

 

3.の場合

 

「買う」の丁寧語「求める」にして、「この本は東京の書店で求めたものです」にします。

 

4.の場合

 

「あんた」よりも「あなた」、「わたし」よりも「わたくし」が上品になるという考え方があります。「めし」より「ご飯」、「ご飯」よりも「お食事」のほうがよいでしょう。「皆さん、お食事の時間になりました」と言い換えます。

 

5.の場合

 

褒めてもらったときの対応はなかなかむずかしいものです。卑下しすぎてもわざとらしいし、有頂天になっても軽率のそしりを免れません。この場合、少しからいのですが、「おほめにあずかり恐縮です」と、あらたまったいろいろな用法があります。「すみません」はこの場合なじみません。

 

6.の場合

 

身近な人に対してはこのままでよい場合もあります。よりあらたまった、かたい儀式張った口調にする必要があるとき、手紙などでは「ご招待にあずかり、感謝いたしております(のほかありません)」と言うこともあります。

 

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7.適切さを欠く言葉遣い

 

さまざまな人間行動には、過不足のないことが期待されます。良い言葉といわれるものでも、最大級になると、かえって軽さを感じさせることがあります。また、本来の意味と違った言葉遣いのために、相手に違和感を持たせて、対話をぎくしゃくしたものにすることがあります。

 

普段あまり使い慣れないような言葉を使ったり、無理して極端なことを言わないほうが無難です。次のような言葉遣いをしたために「調子いいな」と軽さを感じさせ、信頼を失った人もいます。

???

 

1.     それでは、ご遠慮なく天ぷらご飯をいただきます。

2.     お上手ですこと。

3.     この前の提案で大いに助かりました。

4.     いや、どうもどうも。

5.     どなたを呼びましょうか。(お客様の電話に対し)

 

 

1.の場合

 

これはおそらく、「そちらさんは、どちらになさいますか」などと、尋ねられたときの返事でしょうが、「遠慮」は、これを言っている本人のことですから、自分のほうに「ご」を使っていることになります。これは一般的ではありません。「それでは、遠慮なく天ぷらご飯をいただきます」としたいところです。

 

2.の場合

 

「お上手ですね」とか「お利口」は軽さを感じさせます。ましてや「お上手ですこと」となると、いかにも口先だけで言っているという感じになります。「調子いいな」と思わせるような表現は避けるべきです。「そのような方法があるのですね」など、その場にあった言葉があるはずです。

 

3.の場合

 

「大いに助かりました」は、どうも尊大に聞こえるという人がいます。上位の人から下位の人への表現方法をとっているからです。誤解されやすいので避けたいところです。内容にもよりますが、ここでは「この前のご提案はとても参考(勉強)になりました」などに言い換えた方がよいでしょう。

 

4.の場合

 

「どうも」というのは、感謝したり詫びたりする気持ちを含む挨拶に用います。「どうもありがとう」とか「どうもご苦労さまでした」などの時、内容を省略し、「どうもどうも」と重ねて用いる言葉です。「どうもどうも」だけですと、具体性がなくて軽くなります。失礼だという人もいますので、「どうもありがとうございました」など、その場に応じた表現にするべきです。

 

5.の場合

 

社内の人をさすとき「どなた」とは言いません。「誰を呼びましょうか」と言うべきです。

 

8.さまざまな場面での転換や前置きの言葉遣い

 

依頼をするとか、話しの転換をする。ものを尋ねる、勧誘をする、話に割り込む、断る、同意を求める、突然電話するなど、本筋の話しに入る前、抵抗を和らげたり、注意をひいたりする言葉があります。また、本論の伏線として前置き言葉を入れることが必要な場合もあります。

代表的な言葉は次のようなものです。

 

 

 

 

「申し訳ありません」

「お願いがあるんですが」

「いまよろしいでしょうか」

「ところで」

「話は違いますが」

「失礼します」

「突然ですみませんが」

「恐れ入ります」

「お忙しいところすみません」

「夜分遅く申し訳ありませんが」

「ほんとうに申し訳ありませんが」

「よろしかったら、お願いがあります」

「お差し支えなかったら、10分くらいいいでしょうか」

「少しうかがいたいのですが、よろしいでしょうか」

「もうご存じだと思いますが」

「たいへん残念ですが」

「耳寄りな話しがあるのですが」

「お知らせしたいことがありまして」

「恐縮に存じますが」

「お力を貸して頂きたくおじゃましました」

「お手数をおかけしますが」

 

 

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4.場に応じた言葉遣い

 

この項では、挨拶言葉を中心に、日常生活での具体的な話しカット言葉遣いについて考えてみたいと思います。

 

1.日常の挨拶としての言葉遣い

 

挨拶にもいろいろな種類があります。ここでは、1日の中で交わされる日常の挨拶言葉について、考えることにします。

他人から無視されたくないということは、多くの人が持っている自然な感情です。挨拶は相手がそこにいることを積極的に認めてあげる。つまり、無視していないという気持ちの表れであると考えてよいと思います。

朝、昼、夜の挨拶は、もっとも頻繁に交わされるものですから、たいへん大事なものです。「心理は単純な中にある」のです。簡単なことの積み重ねが人間関係の輪を広げ、深めるきっかけになるのです。

また、別れの挨拶がよければ、次に会うときの手がかりを残すことになります。別れの挨拶が悪ければ、次にあったとき、あらためて人間関係を作り直さなければなりません。別れの挨拶は、再会の余韻を残してということです。

 

1朝の挨拶

 

「おはよう」「おはようございます」「おはようございます、ようやく天気になりそうですね」「昨日はご馳走様でした」「昨夜は遅くまでおじゃましました」など、状況に応じた声かけが必要です。用は、相手を無視しないということです。

 

2昼の挨拶

 

「こんにちは」「こんにちは、よい天気になりましたね」「こんにちは、お出かけですか」「今日はずいぶん風が強いですね」「どうぞ、お気をつけになって」など、ところで不思議なことに「こんにちは」は、親子、同居している兄弟などでは交わしません。

 

3夜の挨拶

 

「こんばんは」「こんばんは、ずいぶん暑くなりましたね」「こんばんは、いまお帰りですか」「こんばんは、皆さんおそろいでどちらへ」「夜遅くまで、お疲れ様です」「それでは、また明日どうぞ宜しく」など、

 

4別れの挨拶

 

「さようなら」「では失礼します」「お先に失礼します」「ごめんください」「ではまた、明日お会いします」「ちょっと急ぎますので、これで失礼します」「ではまた近いうちにお目にかかります」など。

 

2.お礼とお詫びの挨拶言葉

 

世間でいっている話し上手は、話す技術に長けた話し方上手だと誤解している人が多いようです。話し方や言葉遣いは、単に形式だけに偏るのではなく、その奥にある心こそ大事だ、ということを忘れないようにしたいものです。誠実や善意、相手に対する思いやりは、話し方全体に通ずる基本的な心構えです。

これを踏まえて、お礼とお詫びはどうしたらよいかを考えてみたいと思います。

 

1お礼の言葉(心を込めて)

 

「先日はありがとうございました」

「昨日は、たいへんご馳走さまでした」

「先ほどお土産をたくさんいただきまして、ほんとうにありがとうございました」

「かねがね会社では子供がお世話になっておりまして、ありがとうございます。これからもどうぞ宜しくお願いいたします」

「ありがとうございました。ここへお返ししておきますがよろしいでしょうか」

「このたびは、結構なお祝いものをいただきまして、ありがとうございました」

「長い間、大事なものを拝借しまして、ありがとうございました。お陰様でとても勉強になりました」

 

2お詫びの挨拶(恐縮して)

 

「先日はおもてなしもできず、まことに失礼しました」

「先日はせっかくおいでくださいましたのに、あいにく出かけておりまして、たいへん失礼いたしました」

「ご依頼をいただきましたのに、すっかり忘れておりまして、お詫びのしようもございません。早速、お届けいたします。ほんとうにご迷惑をおかけしました」

「御注文をいただいておりましたのに、お届けするのがすっかり遅くなってしまいました。まことに申し訳ありません」

「子供達が何も言わないものですから、お礼も申し上げず失礼いたしました」

「ご無沙汰いたしました。皆様、お変わりありませんか」

「その後、皆様お元気のご様子で、何よりです。すっかりご無沙汰いたしてしまいまして、申し訳ありません」

 

これらは言葉よりも、心を込めていうことがより大事であることを忘れてはなりません。

 

 

 

 

3.年末・年始の挨拶

 

挨拶といいますと、「一言挨拶」と促されて、大勢の人を対象に話すスピーチもありますが、ここでは一対一の場での挨拶を取り上げることにします。竹の節みたいに、人間の生活にもけじめが必要です。正月や暮れの挨拶は、お互いの人間関係の節目になりますので、おろそかに出来ないものです。

 

1年末の挨拶

 

「今年も押し詰まりまして、何かとお忙しいことでしょう。年内はいろいろとお世話になりまして、ありがとうございました。これは心ばかりのものですが、お歳暮のおしるしでございます」

 

「これはこれは、どうも、ご丁寧にわざわざ恐れ入ります。私どもこそ、いつもお世話になっていますのに恐縮に存じます。こちらこそご挨拶に上がらなければなりませんのに、かえって恐縮です。その上、お心遣いをいただきまして、何ともお礼の申しようもございません」

 

2年賀の挨拶

 

「あけましておめでとうございます。旧年中は何かとたいへんお世話になりまして、ありがとうございました。本年もどうぞ宜しくお願いいたします」

 

「新年おめでとうございます。旧年中はこちらこそお世話になりました。今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます」

 

「おめでとうございます。旧年中はいろいろとごひいきにあずかりまして、ありがとうございました。本年も相変わらずご支援を賜りますようお願い申し上げます」

 

4.ものを尋ねるときの言葉遣い

 

東京神田のある店に「道案内お断り」という看板が掛けてありました。ずいぶん我慢したあげく、この挙に出たということです。「都会の人は冷たい、道を尋ねても教えてくれない」と嘆いた地方の人もいましたが、尋ねる方もエチケットをわきまえるべきです。

 

地方から都会に出てきた人がものを訪ねるとき、どんな尋ね方をしたらよいか、分からないために困ることがあります。地方からの人だけでなく、道を尋ねるときのエチケットをわきまえないために、人を怒らせる人もいるようです。

 

「マナーをわきまえていない」「言葉遣いがなっていない」と言われるのは、相手の立場を守った尋ね方をしていないところに原因があるようです。

 

何か教えてもらっても、最近、お礼の挨拶をしない人をよく見かけます。答えるのが当たり前というような顔をして、さっさと行ってしまったら、教えた方も、そう愉快なものではありません。与えない人は与えてもらえないことを知るべきです。

 

 

 「ちょっとお訪ねしたいのですが、文京区役所はどちらへ行ったらよいかご存じありませ

んでしょうか」

 

「もしもし、お呼び止めして申し訳ありません。東京都庁へは同意ったらよろしいでしょうか」

 

「おじゃまします。お仕事中のところ恐縮でございます。ちょっとお訪ねしたいのですが、港区三丁目12番地の日米印刷を探しているのですが、ご存じありませんでしょうか」

 

「こんにちは、おじゃまします。こちらはT大学の吉川先生のお宅でしょうか」

 

「恐れ入ります。総務課はどちらでしょうか」

 

「失礼します。この書類はどこへお出ししたらいいんでしょうか」

 

「すみません。お忙しいところ、ほんとうにありがとうございました」

 

「お陰様で、助かりました」

 

「ご丁寧に、ありがとうございました」

 

 

教えてもらったときは、丁寧にお礼を言わなければなりません。「言葉の領収証」を発行すべきです。

 

5.お祝いのための言葉遣い

 

お祝いの言葉は、お悔やみやお見舞いの時よりも気が楽でないかと思います。でも、極端な言い方では相手が戸惑いますし、通り一遍の言葉でも満足しません。一般的な慣習としてどんな言葉が使われているか、挨拶の時のヒントとしてあげておきます。

 

1出産祝いの挨拶

 

「このたびは男のお子さんをご安産で、おめでとうございます。これは心ばかりのものですが、お祝いの印でございます。どうぞお納めください(ませ)」

 

「ありがとうございます。こんなにご心配をいただきまして申し訳ございません。せっかくの思し召し(おぼしめし)ですので、ありがたく頂戴いたします。皆様へどうぞ宜しくおっしゃってください」

 

2入学の挨拶

 

「このたびは○○さんが××高校へ入学なさるそうで、ほんとうにおめでとうございます。これはお祝いの時計です。ご入学の記念として、お勉強にお使いくださいましたら、うれしゅうございます」

 

「わざわざお祝いをくださいまして、ほんとうにありがとうございました。立派な時計を頂戴して、○○も喜ぶことでしょう。一番欲しがっているものです。どうもありがとうございました。長く記念にさせて頂きます。ご主人様にも宜しくお伝えください(ませ)」

 

3新築祝いの挨拶

 

「立派なお住まいですね。これでお気持ちも落ち着かれたことでしょう。これはほんの心ばかりのお印でございます。なんのご不自由もないでしょうが、どこかに飾って頂ければありがたいと存じます」

 

「それはどうもありがとうございます。こんなお心遣いをいただきまして相済みません。喜んで頂戴いたします。皆さんにも、どうぞ宜しくお伝えください(ませ)」

 

4節句(七五三など)の挨拶

 

「今日はお坊ちゃま(お嬢ちゃま)の初節句、おめでとうございます。お粗末で恐縮ですが、お祝いの印でございます。どうぞお納めください(ませ)」

 

「お心にかけてくださいまして、ほんとうにありがとうございます。結構なものを頂戴いたしまして恐れ入ります」

 

「これはどうも、ご丁寧にありがとうございます。遠慮なく頂戴いたします」

 

6.病気見舞いのための言葉遣い

 

病気見舞いは、直接本人に言う場合もあれば、間接的に家族の方や近親者に言うこともあります。気の置けない仲間に直接言うのであれば、「おい、どうしたい、熱下がったのか」などとやれますが、家族の人の場合、違った言い方をしないと見舞いに行く善意な目的とは逆に、かえって不愉快な気持ちにさせたりするものです。

 

病気見舞いの挨拶は、気弱になっている本人の気持ちを優先的に配慮して言います。特に、家族に対しては、親しさの程度を含めて表現に気をつけなければなりません。

 

1初めての場合

 

「良子さんがお体の具合が悪いということですが、どのようなご様子ですか。ここ数日お会いしないのでどうなさったかと思っていましたら、良子さんのお友達からお聴きしましたので、驚いてうかがったわけでございます」

 

「ご親切にありがとうございます。『もう熱も下がったので、4,5日ゆっくり寝て休養すれば会社にも出られるだろう』とお医者さんもおっしゃってくださいました。お忙しいところほんとうに恐縮に存じます」

 

「そうですか、それをお聴きして安心しました。良子さんに宜しくおっしゃってください。これはほんのお粗末なものですが、お見舞いの印でございます。どうぞお大事に、これで失礼いたします」

 

2.2回目以降の場合

 

「その後、部長(さん)のご様態はいかがですか。会社のものもずいぶん心配しております」

 

「たびたびお見舞いをいただきましてありがとうございます。お忙しい中を遠くまで申し訳ございません。病院のほうでいろいろ治療してくださっているのですけれども、一進一退ではかばかしくいきませんので、私どもも困っております」

 

「そうですか、それはいけませんね。でも部長(さん)は、普段ゴルフなどなさってお元気な方ですから、そのうちきっと回復されるでしょう。お気を長くご養生くださいますようお願いいたします。これは社員一同からのお見舞いでございます」

 

「お心遣いほんとうにありがとうございました。会社の皆様へも、あなた様からどうぞ宜しくお礼をおっしゃってくださいますようお願い申し上げます」

 

「ではお大事に、おじゃまいたしました」

 

「たびたび申し訳ございません、ありがとうございました」

 

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7.お悔やみのための言葉遣い

 

私たちは、生者必滅、会者定離を理屈では知っていますが、いざ最大の悲しみに遭遇したとき、ほとんどの場合言葉を失います。

 

どんな言葉をたくさん並べ立てようとも、悲しみのどん底にある人の気持ちを、どれほど慰めることができるか分かりません。しかし、悲嘆にくれている人の哀しみを分かち合い、心の傷をやさしく撫でて、少しでも軽くしてあげたいという気持ちを外に表すのは必要なことです。

 

お悔やみの言い方といっても、それは外に表れた言葉の問題ではなく、実は心の問題なのです。「悲しみは分かち合うことによって半減し、喜びは分かち合うことによって倍加する」というドイツの諺があります。通り一遍の言葉もあります。それより、言葉にならなくて一緒に涙を流すことの方が、より寂しさや悲しみを表すことになる場合もあります。

 

「おかあさまが亡くなられたそうですが、ちっとも存じませんで・・・」

「お気の毒なことをしました」

「がっかりなさったでしょう」

「さぞ、ご落胆のことと存じます」

「ほんとうに、お力落としのことでしょう」

 

このように、一応慣習的にいわれている言葉はありますが、何となくしっくりしません。

「このたびは和子さまが・・・」

と、ほんとうに悲しい思いがあれば、言葉は途切れてしまうことになるかもしれません。それは態度で示されることもあります。

 

「あんな可愛いお子様だったのに・・・」

「思いがけない突然のことで・・・」

「あまりにも突然のことで、ほんとうに驚きました」

「さぞ、お力落としでいらっしゃることと存じます」

「皆様、ご愁傷のことと存じます」

「どんなに落胆なさったことでしょうね」

「急に悪くなられたのですか」

「93歳で年齢に不足はないとおっしゃいましても、ご家族にとりましてはね」

「ほんのこの前、お目にかかりましたときは、お元気そうでしたのに」

「人間の命なんて、はかないものですね」

その場に応じて、自分なりに真心を込めて言う以外にありません。

 

8.褒めるときの言葉遣い

 

人は褒められることを渇望しています。どんな名曲よりも、自分に対する褒め言葉ほど耳に快く響くものはありません。

 

だから、けなされるよりも、褒められるほうがよいに違いありません。

 

しかし、人間の欲望である「正しく評価してもらいたい」と言うことからしますと、褒めちぎられることは、決して誠実な人間関係を作る面ではプラスにならないものです。

 

「お嬢さんはとても美しい。奥様とはぜんぜん似ていませんね」

「よく撮れていますね。まるで別人のよう」

 

こんな失敬なほめ方をしてはいけません。褒めればよいと言うものでもありません。褒めるべき事実が大事です。認めて欲しいという人間の欲望を満たしてあげることです。

 

褒めるときに注意したい言葉遣いとはどんなことかを述べます。

 

1抽象的に褒めるよりも具体的に褒めること

 

「すばらしくきれいですね。たいしたものです。ミス日本と比べてどうだろうか」

「君の頭はコンピューター並みだ。まれに見る不世出の秀才だと、僕はいつもそう思っているよ」

 

こんな歯の浮くような言葉で褒めちぎらないことです。

 

「君の目は澄んでいてとても美しい」

「君の計算は、いままで一度も間違ったことがないね」

 

などと、事実を具体的に褒めるようにします。

 

2くどくならないようにさらっと褒めること

 

「道子さん、今日は特別に晴れ晴れとして美しいね。何かいいことでもあるんじゃないの」などと、さらっと褒めることです。

 

3相手の気づかない美点を探して褒めること

 

「上手な字ですね。特別に勉強なさったんですか。のびのびとして勢いを感じさせますね。それに字が若いですよ」

 

「このネクタイ、課長(さん)に似合いますね。奥様のお見立てですか」

 

4タイミングよく褒めること

 

「誠三君、3年前すごかったね」

ずいぶん時間がたってから、このようなほめ方をされたら相手のほうは「それ以来、いいことは何もないのか」と厭な気分になります。

 

5間接的なほめ方もある

 

「小松先生へのお礼状はこれでいい手消化。手を入れてくださいませんか」と、頼ることによって、相手の文章を間接的に褒める方法もあります。

あくまで、感動を素直に表現すれば、結果として褒めたことになるでしょう。

 

9.日常生活を楽しくする言葉遣い

 

挨拶や返事によってつかんだ人間関係のきっかけを、育て深めるのが日常の会話です。「会話」とは、文字通りしたから読むと、話を会(合)わせると書きます。つまり、会話は1人でしゃべり続けるのではないと言うことです。

 

話を合わせるためには、上位の人が先ず肩書きを外してかかる必要があります。「それは君、こういうもんだよ」「オレの若いころはね」「君はまだ幼いよ」などとなったら、説教会話になってしまいます。こうなるとぎくしゃくして話しが噛み合いません。

 

話を合わせると言うことになると、いくつかの条件を満たさなければなりません。

 

1話材を豊富にすること

 

相手から投げかけられた話しに、答えられるだけの話材をたくさん蓄えておかないと、相手の話に合わせようがありません。見たり、聞いたり、試したりの中で、汲めども尽きない話材を持っている人の話は楽しく、興味深いものになります。

 

話す内容がないから会話に入れなかったり、興味をそぐような同じことの繰り返しに終わってしまうのです。それでは後に、むなしさを残すだけということになります。

 

2共通の話題で話すこと

 

どんなに豊富な話材を持っていても、会話がうまくいかないという人もいます。会話がはずまない一つの原因に、共通の話題で話さないということがあります。

 

「うちの子供は」「うちの家内はね」「オレの会社ではね」「おれの若い頃はすごかったぞ」などと、話し手が自分を中心にした話題に偏ると、相手はその話に乗ってこないというのが一般的な傾向です。

 

ある意味で、人間は自己中心でまことに我が儘(わがまま)です。極端な言い方をすれば、他人のことなどどうでもいいのです。だから、話し手が自分の興味のある話しだけしていたら、聴き手が興味を持って聞いてくれるとは限らないのです。

 

「あなたのうちは」「君の好きなスポーツは」「君のお子さんは」など、相手の興味のあることから入るのが会話をはずませるためのコツです。天気の話しや一般的な話題になっていることから入るとスムーズにいくものです。

 

3作法を守ること

 

お互いに取り交わすということになると、原則を守る、細かい配慮が必要になります。ルール違反は会話のブレーキになります。次のようなことに努力したいものです。

 

 

★相槌を打ってよく聴く

★同じことを繰り返さない

★あげ足を取らない

★話の腰を折らない

★独演会にならない

 




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